虹の彼方へ~幸せな生活~
数年振りに帰ってきたわが家。

蓮が引っ越しして綺麗にしてくれている。

凛と住みやすいように工夫もしてくれていた。

リビングのイメージを壊さず、凛のスペースも作ってくれている。


凛にとっては初めての家。

蓮が帰って来るまでには、まだまだ時間があるので、

「凛!家の中を探検しない?」

「わ~い。したい!」と返事が返ってきた。

そして、あちこちの扉を開けてまわる。

寝室には、奈々が使っていたベッドをまだ使ってくれていた。

そして、少し広めの空き部屋だった扉を開けてふたりは驚く。

「わ~い。ここ、僕の部屋?すっごくカッコイイ!!秘密基地みたい!」

子供が喜びそうな内装に、オシャレなベッド、カッコイイ勉強机が子供心をくすぐる配置に並べられ、見ただけでワクワクする。

「凛。良かったね。パパにお礼を言おうね」

「うん!!」










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