虹の彼方へ~幸せな生活~
1組に行くと若い男性の先生が、
「おはようございます!お名前を教えてくれるかな?」と凛に向かって聞く。

「おはようございます。日比谷凛です」

「はい。しっかり挨拶が出来ましたね。日比谷くん、教室に入って下さい。6年生のお兄さんお姉さんが席を教えてくれるからね」

「はい!」と凛は中に入っていく。

「では、ご両親は体育館へ」と言って、奈々を見た担任の先生は頬を赤くする。

蓮は内心舌打ちする。

沢山の保護者がいるが、奈々は別格だ。

誇らしい気持ちと奈々をジロジロ見る視線への苛立ちとで複雑な気分だ…

ふたりは、体育館に向かうのだった。








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