虹の彼方へ～幸せな生活～
デパートに着き、来るまでに思いついた物を見に売場に向かった。

さすがデパート。

売場には数々のブランドの腕時計が揃っている。

奈々は見て回る。

蓮の今の時計も高価な物だ。

だが、蓮は何個も持つのではなく、ひとつの物を大事に使っている。

見ていると目に留まる1点が。

『これだ！』と思った。

かなりの高額だが、値段ではなく蓮に似合うかだ。

「すみません」と店員さんに声を掛ける。

「いらっしゃいませ」

「この時計見せていただけますか？」

「かしこまりました。こちらの商品は、限定商品になりまして、日本には5点しか入ってきていない商品です」ケースから取り出して見せてくれる。

「やっぱりカッコイイ！これにします」

高額商品を簡単に決める奈々に驚く店員。

「ありがとうございます。ではこちらへ」
と個室に案内され、購入するのだった。











< 91 / 105 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop