虹の彼方へ~幸せな生活~
タクシーが産婦人科に到着した。

奈々と靖子は、受付をし待合室で待つ。
「靖子さん、私全く考えもしていませんでした」

「あらあら。出産経験者なのに」

「そうなんですけど…。2人目の話をした事がなくて。でも、凛に兄弟がいても可笑しくないですよね」

「きっと、日比谷さんも凛くんも大喜びね」

「診察してもらわないと、まだわからないですけどね」と話ながらも、ふたり共新しい命を確信していた。

「日比谷さん~」と呼ばれた。

「はい」「お入りください」

奈々は、緊張しながら診察室へ入った。










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