【完】溺愛したいのは、キミだけ。
ドラッグストアでスポーツドリンクやドリンクゼリー、熱さまし用の冷却シートなどを買い込んで、駅前の翠くん宅のマンションへ向かった私たち。
だけど、玄関の扉の前で突然、美羽にポンと肩を叩かれた。
「それじゃ、ここからはヒナちゃん、一人で頑張ってね!」
「えっ!」
ちょっと待って。一人で?
「だってほら、うちらはこれから美味しいスイーツ食べに行く約束してるし、翠先輩はヒナちゃんが一人で来てくれたほうが喜ぶと思うから」
なんて、美羽はまるで最初から私一人でお見舞いに行かせるつもりだったかのよう。
そしたら隣でドラッグストアの袋を持ってくれていた颯希くんも、私にサッとその袋を手渡してきて。
「そうそう。俺らも一緒に現れたら翠先輩に『うるせぇ』って追い返されそうなんで。雛乃ちゃんあとはよろしく」
「そ、そんなっ! でも私……」
「それじゃ、またね~!」
戸惑う私をよそに、ヒラヒラと手を振って去っていく美羽と颯希くん。
うぅ、どうしよう……。でもここまで来たら、一人で行くしかないよね。
やっぱり心配だし。
だけど、玄関の扉の前で突然、美羽にポンと肩を叩かれた。
「それじゃ、ここからはヒナちゃん、一人で頑張ってね!」
「えっ!」
ちょっと待って。一人で?
「だってほら、うちらはこれから美味しいスイーツ食べに行く約束してるし、翠先輩はヒナちゃんが一人で来てくれたほうが喜ぶと思うから」
なんて、美羽はまるで最初から私一人でお見舞いに行かせるつもりだったかのよう。
そしたら隣でドラッグストアの袋を持ってくれていた颯希くんも、私にサッとその袋を手渡してきて。
「そうそう。俺らも一緒に現れたら翠先輩に『うるせぇ』って追い返されそうなんで。雛乃ちゃんあとはよろしく」
「そ、そんなっ! でも私……」
「それじゃ、またね~!」
戸惑う私をよそに、ヒラヒラと手を振って去っていく美羽と颯希くん。
うぅ、どうしよう……。でもここまで来たら、一人で行くしかないよね。
やっぱり心配だし。