【完】溺愛したいのは、キミだけ。
翠くんの熱い体に包まれて、自分の体がますます熱くなっていくのがわかる。
「このままずっと、俺のそばにいてよ」
耳元で囁くように言われて、また心臓がドキンと跳ねる。
ねぇこれって、熱のせいなのかな?
どうして翠くんは、そんなにドキドキすることばっかり言うんだろう。
私のこと、どう思ってるのかな?
聞きたいけど、聞けない。
だけど、この胸のドキドキの正体がなんなのかは、もうわかる。
本当は、ずっと前から気づいてた。
でも、認める勇気がなくて。自信がなくて。
だけどもう、ごまかせないくらいに私……。
翠くんが好き。
翠くんに、恋してるんだって――。
.
*
.
「このままずっと、俺のそばにいてよ」
耳元で囁くように言われて、また心臓がドキンと跳ねる。
ねぇこれって、熱のせいなのかな?
どうして翠くんは、そんなにドキドキすることばっかり言うんだろう。
私のこと、どう思ってるのかな?
聞きたいけど、聞けない。
だけど、この胸のドキドキの正体がなんなのかは、もうわかる。
本当は、ずっと前から気づいてた。
でも、認める勇気がなくて。自信がなくて。
だけどもう、ごまかせないくらいに私……。
翠くんが好き。
翠くんに、恋してるんだって――。
.
*
.