【完】溺愛したいのは、キミだけ。
しかも、よくよく見るとものすごく可愛い子でビックリする。
ウソ、あんな可愛い子、いたんだ。
たぶんうちの学年ではないと思うけど、もしかして美羽と同じ一年生かな?
翠くんに笑顔で話しかける彼女を見て、なんだか胸の奥がチクッと痛む。
あの子と翠くん、仲いいのかな……なんて。
翠くんは基本誰に対してもフレンドリーだし、いつもたくさんの女の子に話しかけられているけれど、こういうのを見るとやっぱりちょっとモヤモヤしてしまう。
でも、彼は人気者なんだから、当たり前だよね……。
すると、その時美羽が颯希くんを連れてこちらへ戻ってきて。
「ヒナちゃーん! お待たせ~」
「あ、美羽、颯希くん」
「あ、雛乃ちゃん。お疲れ」
いつものように三人で集まったところで、美羽がふと翠くんのほうを見て、気が付いたようにこう言った。
「あれ? ねぇあの翠先輩と話してる子って、2組の春田さんじゃない? なんでサッカー部に?」
ちょうど気になっていたところだったので、ドキッとする。
あの子、春田さんって言うんだ。
そしたら颯希くんがすぐに答えてくれた。
「あぁ、実は春田、最近新しくマネとして入ってきたんだよ」
「えーっ? 新しく? なんでこの中途半端な時期に?」
「それがさぁ、なんかあの子、翠先輩に一目ぼれしたらしくて……」
「えぇっ!」
ウソ、あんな可愛い子、いたんだ。
たぶんうちの学年ではないと思うけど、もしかして美羽と同じ一年生かな?
翠くんに笑顔で話しかける彼女を見て、なんだか胸の奥がチクッと痛む。
あの子と翠くん、仲いいのかな……なんて。
翠くんは基本誰に対してもフレンドリーだし、いつもたくさんの女の子に話しかけられているけれど、こういうのを見るとやっぱりちょっとモヤモヤしてしまう。
でも、彼は人気者なんだから、当たり前だよね……。
すると、その時美羽が颯希くんを連れてこちらへ戻ってきて。
「ヒナちゃーん! お待たせ~」
「あ、美羽、颯希くん」
「あ、雛乃ちゃん。お疲れ」
いつものように三人で集まったところで、美羽がふと翠くんのほうを見て、気が付いたようにこう言った。
「あれ? ねぇあの翠先輩と話してる子って、2組の春田さんじゃない? なんでサッカー部に?」
ちょうど気になっていたところだったので、ドキッとする。
あの子、春田さんって言うんだ。
そしたら颯希くんがすぐに答えてくれた。
「あぁ、実は春田、最近新しくマネとして入ってきたんだよ」
「えーっ? 新しく? なんでこの中途半端な時期に?」
「それがさぁ、なんかあの子、翠先輩に一目ぼれしたらしくて……」
「えぇっ!」