【完】溺愛したいのは、キミだけ。
「でもなんか、翠先輩狙いとか、ちょっと嫌だね。せっかくヒナちゃんとイイ感じなのに」
今度は私のほうに目を向ける美羽。
「えっ! いや、私はそんなイイ感じってわけじゃ……」
「春田さんってさぁ、すっごくモテるんだよね。うちらの隣のクラスなんだけど、うちの学年でベスト3に入るくらいの美少女って言われてて」
ウソ……。そんなに人気あるんだ。
確かに遠目に見てもすごく可愛いし、モテそうな感じがする。
「積極的っぽいからなぁ~、気を付けなくちゃ。ヒナちゃん、負けたらダメだからね!」
美羽がそう言って、私の肩をバシンと叩いてくる。
「えぇっ」
負けるも何も、あんな可愛い子に対抗できる気がしないよ……。
春田さんのほうに再び目をやると、翠くんと笑顔で楽しそうに話しているのが見える。
なんだかますますモヤモヤして、急に気分が落ち込んでしまった。
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*
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今度は私のほうに目を向ける美羽。
「えっ! いや、私はそんなイイ感じってわけじゃ……」
「春田さんってさぁ、すっごくモテるんだよね。うちらの隣のクラスなんだけど、うちの学年でベスト3に入るくらいの美少女って言われてて」
ウソ……。そんなに人気あるんだ。
確かに遠目に見てもすごく可愛いし、モテそうな感じがする。
「積極的っぽいからなぁ~、気を付けなくちゃ。ヒナちゃん、負けたらダメだからね!」
美羽がそう言って、私の肩をバシンと叩いてくる。
「えぇっ」
負けるも何も、あんな可愛い子に対抗できる気がしないよ……。
春田さんのほうに再び目をやると、翠くんと笑顔で楽しそうに話しているのが見える。
なんだかますますモヤモヤして、急に気分が落ち込んでしまった。
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