【完】溺愛したいのは、キミだけ。
あまりの衝撃に一瞬背筋が寒くなって、それからドクドクと動悸がしてきた。
なんで……?
翠くん、なかなか来ないなと思ったら、どうして春田さんと一緒にいるの?
どうして二人が抱き合ってるの?
翠くんの胸にしっかりと顔をうずめる春田さんと、彼女を見下ろし背中に手を添える彼。
その手首には、先ほど見た彼女の手作りのミサンガがはめられていて。
表情までははっきりと見えなかったけれど、その様子から、二人が親密な関係であることは明らかだった。
それじゃ、翠くんはやっぱり春田さんのことを……?
春田さんのことが、好きなの?
いつのまにか、抱き合うような関係になっていたってこと?
そんな……。
じゃあ、今までの私への態度は一体何だったのかな。
どうして今日も私に、一緒に帰ろうなんて誘ったんだろう。
あまりのショックと混乱で、頭がクラクラしてくる。
もう、翠くんとどんな顔して会えばいいかわからないよ。
とてもそれ以上彼を待つ気になれなかった私は、【急用ができたから先に帰るね】とのメッセージだけ残して、走って家に帰ることにした。
.
*
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なんで……?
翠くん、なかなか来ないなと思ったら、どうして春田さんと一緒にいるの?
どうして二人が抱き合ってるの?
翠くんの胸にしっかりと顔をうずめる春田さんと、彼女を見下ろし背中に手を添える彼。
その手首には、先ほど見た彼女の手作りのミサンガがはめられていて。
表情までははっきりと見えなかったけれど、その様子から、二人が親密な関係であることは明らかだった。
それじゃ、翠くんはやっぱり春田さんのことを……?
春田さんのことが、好きなの?
いつのまにか、抱き合うような関係になっていたってこと?
そんな……。
じゃあ、今までの私への態度は一体何だったのかな。
どうして今日も私に、一緒に帰ろうなんて誘ったんだろう。
あまりのショックと混乱で、頭がクラクラしてくる。
もう、翠くんとどんな顔して会えばいいかわからないよ。
とてもそれ以上彼を待つ気になれなかった私は、【急用ができたから先に帰るね】とのメッセージだけ残して、走って家に帰ることにした。
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