【完】溺愛したいのは、キミだけ。
*夢みたいな一日
そして迎えた土曜日。今日はイベント当日。
私は朝から鏡の前で美羽にメイクを施されていた。
「はい。そのまま正面向いててね」
慣れた手つきでブラシを使い、私の頬にチークをのせる美羽。
普段メイクなんてまったくしないので、なんだかとてもソワソワして落ち着かない。
「……よし、できた! 見てみて~、超可愛い!」
美羽に言われ、鏡に映ったメイクしたての自分の顔を覗き込む。
「わぁ……」
なにこれ。なんか、自分が自分じゃないみたい。
いつもより目が大きく見えるし、血色も良く見えるし、普段のノーメイクよりはずっとマシかもしれない。
メイクの力ってすごいんだなぁ。
髪型も、美羽が長い前髪を軽く内巻きにして横に流してくれて、いつも三つ編みお下げにしてる髪を下ろしたから、なんだか明るく見える。
でもやっぱり、どことなく自信がなくて、自分には似合わないような気もしてしまう。
私は朝から鏡の前で美羽にメイクを施されていた。
「はい。そのまま正面向いててね」
慣れた手つきでブラシを使い、私の頬にチークをのせる美羽。
普段メイクなんてまったくしないので、なんだかとてもソワソワして落ち着かない。
「……よし、できた! 見てみて~、超可愛い!」
美羽に言われ、鏡に映ったメイクしたての自分の顔を覗き込む。
「わぁ……」
なにこれ。なんか、自分が自分じゃないみたい。
いつもより目が大きく見えるし、血色も良く見えるし、普段のノーメイクよりはずっとマシかもしれない。
メイクの力ってすごいんだなぁ。
髪型も、美羽が長い前髪を軽く内巻きにして横に流してくれて、いつも三つ編みお下げにしてる髪を下ろしたから、なんだか明るく見える。
でもやっぱり、どことなく自信がなくて、自分には似合わないような気もしてしまう。