【完】溺愛したいのは、キミだけ。
颯希くんがそこですかさず口をはさむ。
「あ、ごめん。なんか最近翠先輩も雛乃ちゃんも様子が変だなって思って……」
どうしよう。颯希くんにまで気づかれてたんだ。
翠くんとの間に何があったのか、美羽たちにどこまで話していいのかわからないな。
すると、美羽がそこで思いついたように。
「あ、もしかして、あの春田さんに何かされたとか!」
その言葉にドキッとして固まる。
だけど、この際春田さんのことを美羽たちに相談してみようかな、なんて思ってしまった。
あのハグを見てしまったこと、ずっと誰にも言えなくて悩んでたけど、颯希くんならもしかしたら翠くんと春田さんのこと何か知ってるかもしれないし。
「いや、その……何かされたってわけじゃないんだけど、実はね……」
おそるおそる、あの日翠くんたちが抱き合っていたのを見てしまったことを二人に話す。
そしたら美羽と颯希くんはギョッとしたように目を丸くして。
「えぇーっ! なにそれ!」
「ま、マジで!? 春田と? ウソだろ……」
案の定すごく驚いているみたいだった。
「そんな、信じられない……。私、翠先輩はてっきりヒナちゃんのことが好きなんだと思ってた」
「あ、ごめん。なんか最近翠先輩も雛乃ちゃんも様子が変だなって思って……」
どうしよう。颯希くんにまで気づかれてたんだ。
翠くんとの間に何があったのか、美羽たちにどこまで話していいのかわからないな。
すると、美羽がそこで思いついたように。
「あ、もしかして、あの春田さんに何かされたとか!」
その言葉にドキッとして固まる。
だけど、この際春田さんのことを美羽たちに相談してみようかな、なんて思ってしまった。
あのハグを見てしまったこと、ずっと誰にも言えなくて悩んでたけど、颯希くんならもしかしたら翠くんと春田さんのこと何か知ってるかもしれないし。
「いや、その……何かされたってわけじゃないんだけど、実はね……」
おそるおそる、あの日翠くんたちが抱き合っていたのを見てしまったことを二人に話す。
そしたら美羽と颯希くんはギョッとしたように目を丸くして。
「えぇーっ! なにそれ!」
「ま、マジで!? 春田と? ウソだろ……」
案の定すごく驚いているみたいだった。
「そんな、信じられない……。私、翠先輩はてっきりヒナちゃんのことが好きなんだと思ってた」