【完】溺愛したいのは、キミだけ。
あまりの甘さに頭がクラクラしてくる。


息のしかたもよくわからなくなってきて。


唇が離れた隙に、彼に声をかける。


「み、翠くん、待って……っ」


「待てない」


そんなふうに言われたら、ドキドキしすぎてどうにかなりそう。


こんなの、心臓壊れちゃうよ。


翠くんは今度は私の頭の後ろに手を回すと、まっすぐこちらを見つめながら。


「ヒナの頭の中、俺でいっぱいにするから」


そう言ってまた、甘い甘いキスを落とす。


「んっ……」


私はもうすでに翠くんでいっぱいだよ、なんて思いながらも、思いが通じた幸せと喜びを噛みしめていた。


♡Love1【溺愛したいのは、キミだけ。】*Fin.*


※次のページからは、♡Love2
【甘い声で、ささやいて。】(長女・琴梨の恋)→→→


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