【完】溺愛したいのは、キミだけ。
「エンジェルスイーツです! よろしくおねがいしまーす!」
道行く人に声をかけ、笑顔でクッキーを配る。
結局、私と美羽は別の場所に配置されたので、それぞれ一人で仕事をすることに。
だけど、普段こんなに大声で人に呼び掛けることなんてしないので、ちょっと恥ずかしい。
それに、やっぱりこのメイド服のような衣装がいまだに慣れなくて、落ち着かない。
レースがたくさんついてて派手だし、スカートも短いし、地味な自分には絶対似合わないような気がして。
駅前で人がいっぱい通る場所だし、知り合いにバッタリ会っちゃったらどうしようなんて思ってしまう。
クラスの人に見られたりしたら嫌だな。なんで私なんかがキャンペーンガールやってるんだって思われそう……。
するとその時、すぐ横を通りかかった誰かと肩がドンとぶつかってしまった。
「……きゃっ!」
「あ、すいません」
思わず振り返り、自分も謝る。
「ご、ごめんなさいっ!」
だけどそこで、ぶつかったその相手をよく見てみたら……。
「えっ?」
道行く人に声をかけ、笑顔でクッキーを配る。
結局、私と美羽は別の場所に配置されたので、それぞれ一人で仕事をすることに。
だけど、普段こんなに大声で人に呼び掛けることなんてしないので、ちょっと恥ずかしい。
それに、やっぱりこのメイド服のような衣装がいまだに慣れなくて、落ち着かない。
レースがたくさんついてて派手だし、スカートも短いし、地味な自分には絶対似合わないような気がして。
駅前で人がいっぱい通る場所だし、知り合いにバッタリ会っちゃったらどうしようなんて思ってしまう。
クラスの人に見られたりしたら嫌だな。なんで私なんかがキャンペーンガールやってるんだって思われそう……。
するとその時、すぐ横を通りかかった誰かと肩がドンとぶつかってしまった。
「……きゃっ!」
「あ、すいません」
思わず振り返り、自分も謝る。
「ご、ごめんなさいっ!」
だけどそこで、ぶつかったその相手をよく見てみたら……。
「えっ?」