【完】溺愛したいのは、キミだけ。
振り返ると、ポケットに手を突っ込んでこちらを見下ろす神城くんの姿があって。
目が合った瞬間、彼が少し笑う。
「今日は鼻歌うたってないんだ」
「……なっ、鼻歌って、いつも歌ってるわけじゃないよっ」
それにしてもビックリ。今日もここで顔を合わせるなんて。
神城くんはお昼休み、いつも中庭を通るのかな?
「それなに、当番なの?」
花壇の前まで歩いてきた神城くんが問いかけてくる。
「あ、うん。私、環境美化委員だから。でも、当番だからっていうのもあるけど、私、元からお花が好きなんだ。だから毎日お昼休みはここで花の手入れをしてて」
「へぇ。声優好きなだけじゃないんだ」
神城くんはそう言うと、花壇を眺めながら私の隣にしゃがみこむ。
「キレイに植えてんじゃん」
「ほんと? ありがとう」
嬉しい。褒められちゃった。
目が合った瞬間、彼が少し笑う。
「今日は鼻歌うたってないんだ」
「……なっ、鼻歌って、いつも歌ってるわけじゃないよっ」
それにしてもビックリ。今日もここで顔を合わせるなんて。
神城くんはお昼休み、いつも中庭を通るのかな?
「それなに、当番なの?」
花壇の前まで歩いてきた神城くんが問いかけてくる。
「あ、うん。私、環境美化委員だから。でも、当番だからっていうのもあるけど、私、元からお花が好きなんだ。だから毎日お昼休みはここで花の手入れをしてて」
「へぇ。声優好きなだけじゃないんだ」
神城くんはそう言うと、花壇を眺めながら私の隣にしゃがみこむ。
「キレイに植えてんじゃん」
「ほんと? ありがとう」
嬉しい。褒められちゃった。