【完】溺愛したいのは、キミだけ。
見上げると、すぐ真上に私をじっと見下ろす彼の顔があって、なんだか急にとても恥ずかしくなった。
わあぁっ。よく考えたらすごい体勢だよね、これ。
どうしよう。めちゃくちゃ近い。そして顔、キレイ……。
「はぁ、よかった」
ホッとしたように息を吐く神城くん。
「か、神城くんこそ、大丈夫っ? 今、ボール当たったよね?」
そうだよ。痛くなかったのかな?
「あぁ、それは全然平気。サッカーボールは慣れてるから」
「えっ」
慣れてる?
そこで神城くんは体を起こすと、近くに落ちていたサッカーボールに目をやって。
すぐその場に立ち上がり、歩いてそのボールを拾いにいった。
私もようやくその場に置きあがる。
すると、向こうから男の子が二人、こちらに向かって駆け寄ってくるのが見えて。
「えっと、ボールボール……あった!」
わあぁっ。よく考えたらすごい体勢だよね、これ。
どうしよう。めちゃくちゃ近い。そして顔、キレイ……。
「はぁ、よかった」
ホッとしたように息を吐く神城くん。
「か、神城くんこそ、大丈夫っ? 今、ボール当たったよね?」
そうだよ。痛くなかったのかな?
「あぁ、それは全然平気。サッカーボールは慣れてるから」
「えっ」
慣れてる?
そこで神城くんは体を起こすと、近くに落ちていたサッカーボールに目をやって。
すぐその場に立ち上がり、歩いてそのボールを拾いにいった。
私もようやくその場に置きあがる。
すると、向こうから男の子が二人、こちらに向かって駆け寄ってくるのが見えて。
「えっと、ボールボール……あった!」