【完】溺愛したいのは、キミだけ。
*偶然か、運命か【玲side】
『新しいの買うから、選ぶの付き合ってくんない?』
俺が思い付きでそんな提案をしたら、彼女は笑顔で頷いてくれた。
おそらくなにも考えずOKしてくれたんだろうけど。
もちろん、本気で選ぶのを手伝ってほしいなんてことは思ってない。
ただ一緒に出掛けたかっただけだ。
俺の気持ちなんて、たぶん彼女は知らないだろう。
でも、俺にはその偶然の重なりが、まるで運命のように思えたんだ――。
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俺が思い付きでそんな提案をしたら、彼女は笑顔で頷いてくれた。
おそらくなにも考えずOKしてくれたんだろうけど。
もちろん、本気で選ぶのを手伝ってほしいなんてことは思ってない。
ただ一緒に出掛けたかっただけだ。
俺の気持ちなんて、たぶん彼女は知らないだろう。
でも、俺にはその偶然の重なりが、まるで運命のように思えたんだ――。
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