【完】溺愛したいのは、キミだけ。
それは、さかのぼること約一年前、二年生の初夏の出来事。
その日俺は、学校にいる時からなんとなく風邪っぽく、体がだるかった。
放課後早く帰って休もうと思い帰りの電車に乗り込んだら、その日に限って電車内のエアコンの風がやたら強くて。
「ゴホッ、ゴホッ」
乾燥した空気にさらされた俺は、急に咳が止まらなくなってしまい、周りの人たちから迷惑そうな顔でジロジロ見られた。
まあ、マスクもせず咳してたらそんな目で見られても仕方ないとは思ったけど、めちゃくちゃ気まずいし、辛い。
必死でこらえようとしたものの、それでもなかなか咳が止まらなくて。
そんな時、ふと近くにいた女の子が、俺に声をかけてきた。
「あ、あのっ、大丈夫ですか?」
その日俺は、学校にいる時からなんとなく風邪っぽく、体がだるかった。
放課後早く帰って休もうと思い帰りの電車に乗り込んだら、その日に限って電車内のエアコンの風がやたら強くて。
「ゴホッ、ゴホッ」
乾燥した空気にさらされた俺は、急に咳が止まらなくなってしまい、周りの人たちから迷惑そうな顔でジロジロ見られた。
まあ、マスクもせず咳してたらそんな目で見られても仕方ないとは思ったけど、めちゃくちゃ気まずいし、辛い。
必死でこらえようとしたものの、それでもなかなか咳が止まらなくて。
そんな時、ふと近くにいた女の子が、俺に声をかけてきた。
「あ、あのっ、大丈夫ですか?」