【完】溺愛したいのは、キミだけ。
よく見るとその子は、俺と同じ学校の制服を着たふわふわウェーブヘアの華奢な子で、何度か校内でも見かけた見たことがある。
たしか、俺ら特進科の男子の間でも噂になってた、普通科で一番の美少女とか言われてる子だ。
そう、それが彼女、涼川琴梨だった。
実際に近くで見るとマジで可愛いし、どっかのアイドルみたいな顔をしている。
涼川はゴソゴソとポケットから何かを取り出すと、俺の目の前に差し出した。
「よかったらこれ、どうぞ」
「えっ?」
なにかと思えばそれは、のど飴で。袋にはハチミツ味と書かれている。
いきなり話しかけられてビックリしたが、その時咳が止まらなくて困っていた俺にとっては、死ぬほどありがたかった。
「……あぁ、どうも」
たしか、俺ら特進科の男子の間でも噂になってた、普通科で一番の美少女とか言われてる子だ。
そう、それが彼女、涼川琴梨だった。
実際に近くで見るとマジで可愛いし、どっかのアイドルみたいな顔をしている。
涼川はゴソゴソとポケットから何かを取り出すと、俺の目の前に差し出した。
「よかったらこれ、どうぞ」
「えっ?」
なにかと思えばそれは、のど飴で。袋にはハチミツ味と書かれている。
いきなり話しかけられてビックリしたが、その時咳が止まらなくて困っていた俺にとっては、死ぬほどありがたかった。
「……あぁ、どうも」