【完】溺愛したいのは、キミだけ。
「うわー、久しぶりっす! てか、なんで二人が一緒に? もしかして、付き合ってんすか?」


「……なっ、ちげぇよ。ただ一緒に帰ってただけ」


見た感じ、だいぶ親しそうな感じがするけど、どういう関係なのかな。


「へぇ、そうなんだ~。まさか玲先輩と琴梨ちゃんが知り合いだったとは」


「お前こそ。琴梨と知り合いだったの?」


「あぁ、うん。だって俺、琴梨ちゃんの妹と付き合ってるんで」


「えっ、マジかよ」


そこで私のほうをチラッと確認した玲くん。


「もしかして、前言ってた妹の彼氏って……」


「あ、うん。翠くんのことだよ。二人って知り合いだったんだね?」


「あぁ。こいつとは中学の時同じサッカー部だったから」


「わぁ、そっか。同中出身だったんだ」



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