【完】溺愛したいのは、キミだけ。
「でも、変な男に絡まれないように気を付けろよ。こういうとこ、ナンパとか多いし」


「大丈夫だよっ」


「大丈夫じゃねぇだろ。いつも危なっかしいし」


玲くんがそう言って、顔をじっと近づけてくる。


「とりあえず、俺のそばから離れんの、禁止だから」 


「……っ」


そのままなぜか、タオルで体をマントのように包み込まれて。


思いがけない彼の言葉に、なんだかものすごくドキドキしてしまった。


どうしてそんなこと言うのかな。


まるで、彼氏のセリフみたいだよね……。


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