【完】溺愛したいのは、キミだけ。
その後、みんなでビーチボールで遊んだり、海に入ったり、砂浜に寝そべる男子を砂に埋めたりしてワイワイ盛り上がった。


玲くんとは初対面のメンバーもいたけれど、一緒に遊んでいるうちにすっかりみんな仲良くなって。


とにかくずっと笑いっぱなしだったし、本当に楽しかった。


「暑い~! かき氷食べよ!」


たくさん遊んだあとは、みんなで近くの海の家でかき氷を食べることに。


いろんな種類のかき氷があってすごく悩んだけれど、私は数量限定のスイカ味を選んだ。


「いただきまーす」


一口すくって食べると、甘いスイカの味が口の中に広がって、冷たさで少し頭がキーンとなる。


「それ、何味? イチゴ?」


ふと隣に座っていた玲くんが声をかけてくる。


「えっとね、スイカ味だよ」


「スイカ? レアだな。そんな味あるんだ」


「美味しいよ。玲くんも食べる?」



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