【完】溺愛したいのは、キミだけ。
思わず大声で叫びながら玲くんにギュッと抱きつく。
そしたら彼は驚いたように声を上げ、その場に尻もちをついた。
「やだ、怖い……っ。玲くん、助けて……」
「え、カニ怖いの?」
「うん。私、子供の頃ザリガニに指を挟まれたことがあって……。それ以来、カニとかハサミがある生き物、苦手なの」
そう。私、カニとかザリガニってすごく苦手で、ちょっとしたトラウマなんだ。
「ザリガニとカニって、だいぶ違うと思うけど」
「でも、怖い……」
再び目を向けるのが怖くて、ブルブルと震えながら玲くんの体にしがみつく。
「……っ」
そしたら、玲くんが私の耳元でボソッと小声で呟いた。
「あのさ……あんま人のこと煽んなよ」
「えっ?」
煽る? どういうこと?
「こんなの、平気でいろってほうが無理なんだけど」
そしたら彼は驚いたように声を上げ、その場に尻もちをついた。
「やだ、怖い……っ。玲くん、助けて……」
「え、カニ怖いの?」
「うん。私、子供の頃ザリガニに指を挟まれたことがあって……。それ以来、カニとかハサミがある生き物、苦手なの」
そう。私、カニとかザリガニってすごく苦手で、ちょっとしたトラウマなんだ。
「ザリガニとカニって、だいぶ違うと思うけど」
「でも、怖い……」
再び目を向けるのが怖くて、ブルブルと震えながら玲くんの体にしがみつく。
「……っ」
そしたら、玲くんが私の耳元でボソッと小声で呟いた。
「あのさ……あんま人のこと煽んなよ」
「えっ?」
煽る? どういうこと?
「こんなの、平気でいろってほうが無理なんだけど」