【完】溺愛したいのは、キミだけ。
『去年の夏頃かな、俺、ちょっと風邪ひいてて、電車で咳が止まんなくなったことがあって。その時、その子が俺にのど飴くれたんだよね』
その時ふと、自分の頭の隅から忘れかけていた記憶が呼び覚まされるような感覚がして、ハッとした。
え、あれ……?
ちょっと待って。もしかして私……過去に同じようなことをしたことがあるかもしれない。
たしか、カケルくんお気に入りののど飴を持ち歩くようになったばかりのころ、電車で咳してる男の子を見かけて、その子にその飴を……。
しかもその人、同じ学校の生徒だったような……。
「あぁっ!!」
その瞬間、完全に思い出した。
やだ、どうしてだろう。 私ったらすっかり忘れてたよ!
それじゃあ、もしかしてだけど……玲くんが言ったあののど飴の話って、私のことだったのかな?
あの時の男の子は、玲くんだったとか?
その時ふと、自分の頭の隅から忘れかけていた記憶が呼び覚まされるような感覚がして、ハッとした。
え、あれ……?
ちょっと待って。もしかして私……過去に同じようなことをしたことがあるかもしれない。
たしか、カケルくんお気に入りののど飴を持ち歩くようになったばかりのころ、電車で咳してる男の子を見かけて、その子にその飴を……。
しかもその人、同じ学校の生徒だったような……。
「あぁっ!!」
その瞬間、完全に思い出した。
やだ、どうしてだろう。 私ったらすっかり忘れてたよ!
それじゃあ、もしかしてだけど……玲くんが言ったあののど飴の話って、私のことだったのかな?
あの時の男の子は、玲くんだったとか?