【完】溺愛したいのは、キミだけ。
「いやでも、そうなったらこんなふうに一緒にいられなくなるよ」
「え?」
「だって、彼女が嫌がるじゃん。幼なじみだろうが、他の女の子と仲良くしてたら」
それを聞いてハッとした。
「……そっか」
「だから、もしそうなったら遠慮しなくちゃだよ。泊まったりなんて絶対にダメだし、一緒に帰ったりとかもできなくなるんだからね」
「う、うん」
「逆に、美羽に彼氏ができた場合もそうだよ」
そう言われて初めて気が付いた。
たしかに、颯希に彼女ができたり、私に彼氏ができたりしたら、颯希とは今まで通りではいられないかも。
そんなこと、今まであんまり考えたことなかったな。
でも、そうだよね。いつかはそうなるんだよね。きっと……。
颯希と毎日一緒にいられなくなるかもしれない。
そう思ったらちょっとだけ、寂しいかもって思ってしまった。
.
*
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「え?」
「だって、彼女が嫌がるじゃん。幼なじみだろうが、他の女の子と仲良くしてたら」
それを聞いてハッとした。
「……そっか」
「だから、もしそうなったら遠慮しなくちゃだよ。泊まったりなんて絶対にダメだし、一緒に帰ったりとかもできなくなるんだからね」
「う、うん」
「逆に、美羽に彼氏ができた場合もそうだよ」
そう言われて初めて気が付いた。
たしかに、颯希に彼女ができたり、私に彼氏ができたりしたら、颯希とは今まで通りではいられないかも。
そんなこと、今まであんまり考えたことなかったな。
でも、そうだよね。いつかはそうなるんだよね。きっと……。
颯希と毎日一緒にいられなくなるかもしれない。
そう思ったらちょっとだけ、寂しいかもって思ってしまった。
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