【完】溺愛したいのは、キミだけ。
すると美羽がふと、俺の腹のあたりをじっと見てきたかと思うと。


「あれ? なんか、颯希また筋肉ついた?」


「え?」


「そんなに腹筋割れてたっけ?」


なぜか俺の腹筋についてコメントしてきたので驚いた。


実は密かに筋トレを頑張ってたところだったので、気づいてもらえてちょっと嬉しくなる。


「……まぁ、最近筋トレ頑張ってんだよ」


「えー、すごーい! そんなに筋トレ好きだったんだね」


「いや、べつに好きなわけじゃないけど……ヒョロヒョロだとカッコ悪いし」


っていうかほんとは俺が筋トレ頑張ってるの、美羽が「細マッチョな人が好き」って言ってたからだし。



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