【完】溺愛したいのは、キミだけ。
月曜日の朝。教室の入り口のドアから中に入ると、クラスメイトの一部が驚いた顔で私のことを見てきた。
「えっ。あれって……涼川さん?」
「うわ、なに、イメチェンしたの? 誰かと思った」
『イメチェン』だなんて言われて、なんだかとても恥ずかしくなる。
前髪を切って髪を下ろしただけで、そんなにイメージ違うのかな。
「なんか急に可愛くなってない?」
「思った。涼川って地味なイメージしかなかったけど、実は可愛かったんだ」
しまいには、そんなふうに言ってくる人たちもいて、照れくさいような、複雑な気持ちになった。
そして、そんな私の変化には江奈ちゃんも真っ先に気が付いてくれたみたいで。すぐさま私の元へと駆け寄ってきた。
「雛乃ー! ついに前髪切ったんだね!」
「あ、うん」
「しかも髪下ろしてるし! なになに、イメチェン? 超かわいいじゃーん!」
「そ、そうかな」
「うん、似合ってる! もっと早くからそうすればよかったのに」
「えっ。あれって……涼川さん?」
「うわ、なに、イメチェンしたの? 誰かと思った」
『イメチェン』だなんて言われて、なんだかとても恥ずかしくなる。
前髪を切って髪を下ろしただけで、そんなにイメージ違うのかな。
「なんか急に可愛くなってない?」
「思った。涼川って地味なイメージしかなかったけど、実は可愛かったんだ」
しまいには、そんなふうに言ってくる人たちもいて、照れくさいような、複雑な気持ちになった。
そして、そんな私の変化には江奈ちゃんも真っ先に気が付いてくれたみたいで。すぐさま私の元へと駆け寄ってきた。
「雛乃ー! ついに前髪切ったんだね!」
「あ、うん」
「しかも髪下ろしてるし! なになに、イメチェン? 超かわいいじゃーん!」
「そ、そうかな」
「うん、似合ってる! もっと早くからそうすればよかったのに」