【完】溺愛したいのは、キミだけ。
おそるおそるそう告げたら、先輩は眉を下げて笑いながらこう言った。


「あ、そうだよね。こちらこそ、急でごめんね。大丈夫だよ」


「す、すみませんっ。ありがとうございます」


「それじゃ、返事待ってるから」


爽やかな笑顔にドキッとする。


「はいっ」


自分も笑顔で返事をしたら、先輩は手を振って去っていった。


手を振り返しながら、ボーっとしてしまう。


ど、どうしよう。告白されちゃった……。


しかも、イケメンの先輩に。


これってもしかして、恋のチャンス到来?


私にも、初めての彼氏ができちゃうかもしれない……。


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