【完】溺愛したいのは、キミだけ。
ほら、少女マンガとかでもよくある出会いというか。


『ずっと気になってた』って言われたことがすごく嬉しくて。


そしたら颯希は不機嫌そうな顔で答えた。


「いや、運命っていうか、ただの一目惚れじゃん。で、なんて返事したの?」


「まだ返事はしてないよ。保留にしてもらった」


「じゃあなに、今回は珍しく迷ってんだ?」


「……う、うん。だって、今まで告白された中で一番タイプだったんだもん」


正直にそう言うと、呆れたような顔をする颯希。


「タイプって、お前なぁ」


「どうしよう。付き合ってみてもいいと思う?」



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