【完】溺愛したいのは、キミだけ。
「きゃ~っ! 聞いてるこっちがドキドキしちゃうねっ」
はしゃぐコトちゃんの横で、ヒナちゃんが思い出したように聞いてくる。
「あれ? でも、先輩にも告白されたんだよね?」
「うん、そう。えっと、二年の宮下先輩って人なんだけど」
「雛乃、知ってる?」
「いや、顔は知ってるけど、話したことはないかも……」
そっか。じゃあ、ヒナちゃんは面識ないんだ。
翠先輩とかなら、顔が広いから知ってそうだけど。
「先輩には返事したの?」
「まだ……」
というか、颯希の告白が衝撃すぎて、先輩のこと今は考えられないかも。
さっきのことを思い出すと、今でもドキドキする。
だってあんな颯希の顔、初めて見たんだもん。
これから私、颯希とどんなふうに接していけばいいんだろう。
今まで通りなんて、絶対に無理だよね……。
.
*
.
はしゃぐコトちゃんの横で、ヒナちゃんが思い出したように聞いてくる。
「あれ? でも、先輩にも告白されたんだよね?」
「うん、そう。えっと、二年の宮下先輩って人なんだけど」
「雛乃、知ってる?」
「いや、顔は知ってるけど、話したことはないかも……」
そっか。じゃあ、ヒナちゃんは面識ないんだ。
翠先輩とかなら、顔が広いから知ってそうだけど。
「先輩には返事したの?」
「まだ……」
というか、颯希の告白が衝撃すぎて、先輩のこと今は考えられないかも。
さっきのことを思い出すと、今でもドキドキする。
だってあんな颯希の顔、初めて見たんだもん。
これから私、颯希とどんなふうに接していけばいいんだろう。
今まで通りなんて、絶対に無理だよね……。
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