【完】溺愛したいのは、キミだけ。
思いがけない彼の発言に、胸の奥がじわっと熱くなった。
やだ、なんで……?
「わお、颯希が怒った……」
目を丸くして驚く武史たち。
ドクドクと鼓動がわけもなく速くなっていくのがわかる。
ねぇ。今のはあのケーキが私のだってわかってて、食べてくれたんだよね?
だって颯希は私が料理できないの知ってるし、今までも散々失敗作を食べさせられてきたはずだし。
なんでそんな、かばうようなこと言ってくれるのかな?
さすがに今のはちょっと、感激しちゃったじゃん……。
.
*
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やだ、なんで……?
「わお、颯希が怒った……」
目を丸くして驚く武史たち。
ドクドクと鼓動がわけもなく速くなっていくのがわかる。
ねぇ。今のはあのケーキが私のだってわかってて、食べてくれたんだよね?
だって颯希は私が料理できないの知ってるし、今までも散々失敗作を食べさせられてきたはずだし。
なんでそんな、かばうようなこと言ってくれるのかな?
さすがに今のはちょっと、感激しちゃったじゃん……。
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