【完】溺愛したいのは、キミだけ。
「えっ、協力?」
「えっと、その……私、数学だったら少しなら教えられるかもって思って……」
うぅ、やだ私ったらなに出しゃばってるんだろう。
迷惑だったかなぁ。
ドキドキしながらうつむいていたら、次の瞬間頭の上にポンと彼の大きな手が乗った。
「マジかよ。それ、超助かるし」
……あれ? ウソ。
顔を上げると、嬉しそうに目を輝かせる翠くんがそこにいて。
「涼川、優しすぎでしょ。じゃあ放課後、俺に数学教えてよ」
「う、うんっ。いいよ!」
頷いたら、彼は優しく笑った。
「サンキュ」
.
*
.
「えっと、その……私、数学だったら少しなら教えられるかもって思って……」
うぅ、やだ私ったらなに出しゃばってるんだろう。
迷惑だったかなぁ。
ドキドキしながらうつむいていたら、次の瞬間頭の上にポンと彼の大きな手が乗った。
「マジかよ。それ、超助かるし」
……あれ? ウソ。
顔を上げると、嬉しそうに目を輝かせる翠くんがそこにいて。
「涼川、優しすぎでしょ。じゃあ放課後、俺に数学教えてよ」
「う、うんっ。いいよ!」
頷いたら、彼は優しく笑った。
「サンキュ」
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