【完】溺愛したいのは、キミだけ。
そっと唇を離すと、颯希が驚いたように目を丸くして固まっている。
「……っ、美羽?」
見る見るうちに彼の顔が赤くなっていく。
それを見たら一気にまた恥ずかしさが込み上げてきたけれど、私は口を開いた。
「違うよ。あれは、みんなの前でああいうこと言われて恥ずかしくてテンパっちゃって、思ってもないこと口にしちゃっただけなの。ごめんね」
そう。違うんだよ。ほんとはね……。
「男として見てないとか、そんなんじゃないから」
「えっ……?」
ますます目を見開く颯希。
「ほんとは私、ずっとドキドキしてた。颯希にキスされた時からずっとなんかおかしくて。颯希のこと意識し始めたら、どうしていいかわかんなくて……。自分でも自分の気持ちがよくわかんなかったんだ。でもやっと、気づいたの」
颯希の目をじっと見つめる。
「私、たぶん、颯希がいないとダメなの。他の人じゃ、ダメ……」
そう。ダメなんだよ。
「ずっと一緒だったから、気づくのが遅くなっちゃったけど……。私も颯希のことが好きだよ」
「……っ、美羽?」
見る見るうちに彼の顔が赤くなっていく。
それを見たら一気にまた恥ずかしさが込み上げてきたけれど、私は口を開いた。
「違うよ。あれは、みんなの前でああいうこと言われて恥ずかしくてテンパっちゃって、思ってもないこと口にしちゃっただけなの。ごめんね」
そう。違うんだよ。ほんとはね……。
「男として見てないとか、そんなんじゃないから」
「えっ……?」
ますます目を見開く颯希。
「ほんとは私、ずっとドキドキしてた。颯希にキスされた時からずっとなんかおかしくて。颯希のこと意識し始めたら、どうしていいかわかんなくて……。自分でも自分の気持ちがよくわかんなかったんだ。でもやっと、気づいたの」
颯希の目をじっと見つめる。
「私、たぶん、颯希がいないとダメなの。他の人じゃ、ダメ……」
そう。ダメなんだよ。
「ずっと一緒だったから、気づくのが遅くなっちゃったけど……。私も颯希のことが好きだよ」