【完】溺愛したいのは、キミだけ。
翠くんの胸にピタッと自分の耳がくっつく。
「ほら。俺の心臓の音、聞こえる?」
……ウソ。ほんとにドキドキいってる。
「う、うん……」
というか、どうしよう。なにこの体勢。
抱きしめられてるみたいで、めちゃくちゃ恥ずかしいよ。
「ヒナのせいでこうなってんだよ。どうしてくれんの?」
「なっ……!」
なにそれ。私のせいなの?
そんなこと言われたら、こんなふうにされたら、勘違いしてしまいそう。
翠くんは、私なんかにドキドキしてくれてるってこと?
どうしてなのかな……?
嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちが合わさって、私の心臓のほうがどうにかなりそうだった。
.
*
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「ほら。俺の心臓の音、聞こえる?」
……ウソ。ほんとにドキドキいってる。
「う、うん……」
というか、どうしよう。なにこの体勢。
抱きしめられてるみたいで、めちゃくちゃ恥ずかしいよ。
「ヒナのせいでこうなってんだよ。どうしてくれんの?」
「なっ……!」
なにそれ。私のせいなの?
そんなこと言われたら、こんなふうにされたら、勘違いしてしまいそう。
翠くんは、私なんかにドキドキしてくれてるってこと?
どうしてなのかな……?
嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちが合わさって、私の心臓のほうがどうにかなりそうだった。
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