【完】溺愛したいのは、キミだけ。
公園を出たあと、学校の最寄駅に向かった私たちは、駅前を二人でちょっとブラブラして過ごした。
一緒に本屋に寄ったり、雑貨屋に入ったり。
まさか自分が、男の子とこんなふうに放課後デートみたいなことをする日が来るなんて思わなかった。
でも翠くんと一緒だと、ドキドキするのに楽しくて、やっぱりとても居心地がいい。
どうしてなのかな。
「えーっ、ヒナちゃん!?」
その時、突然後ろから誰かに名前を呼ばれて。
聞き慣れた声にハッとして振り返ったら、そこには妹の美羽と、その幼なじみの颯希くんが二人でこちらを見ながら立っていた。
「あ、美羽!」
まさか、こんなところで美羽たちにバッタリ会うなんて。
「うわ、翠先輩っ!」
「あれ、颯希じゃん」
颯希くんの声に、翠くんも反応する。
それを見て、そう言えば二人は同じサッカー部だということに気が付いた。
そっか、だから知り合いなんだ。
美羽は私と翠くんが一緒にいるのを見て、すごく驚いたような顔をしている。
「ウソッ。ヒナちゃんが男の子とデートしてる!」
そんなふうに言われて、思わずちょっと焦ってしまった。
「あ、えっと、これは……っ」
一緒に本屋に寄ったり、雑貨屋に入ったり。
まさか自分が、男の子とこんなふうに放課後デートみたいなことをする日が来るなんて思わなかった。
でも翠くんと一緒だと、ドキドキするのに楽しくて、やっぱりとても居心地がいい。
どうしてなのかな。
「えーっ、ヒナちゃん!?」
その時、突然後ろから誰かに名前を呼ばれて。
聞き慣れた声にハッとして振り返ったら、そこには妹の美羽と、その幼なじみの颯希くんが二人でこちらを見ながら立っていた。
「あ、美羽!」
まさか、こんなところで美羽たちにバッタリ会うなんて。
「うわ、翠先輩っ!」
「あれ、颯希じゃん」
颯希くんの声に、翠くんも反応する。
それを見て、そう言えば二人は同じサッカー部だということに気が付いた。
そっか、だから知り合いなんだ。
美羽は私と翠くんが一緒にいるのを見て、すごく驚いたような顔をしている。
「ウソッ。ヒナちゃんが男の子とデートしてる!」
そんなふうに言われて、思わずちょっと焦ってしまった。
「あ、えっと、これは……っ」