【完】溺愛したいのは、キミだけ。
翠くんが答えると、美羽がニコニコしながら言う。
「意外ですよ~。だってヒナちゃんが男の子と一緒にいるなんてけっこうレアだから」
「へぇー、そうなんだ。いいこと聞いた」
えっ。いいこと?
「お邪魔しちゃってごめんなさい。それじゃ、デート楽しんでくださいねっ!」
そう言って、美羽はこちらに向かってウインクすると、手を振ってくる。
わが妹ながら、なんて可愛いんだろうと思ってしまう。
そのまま美羽たちに手を振って別れを告げ、再び翠くんと歩き出した。
「いやー、ビックリした。颯希とヒナが知り合いだったなんて」
隣を歩く翠くんが話しかけてくる。
「私も、まさかあの二人に会うなんてビックリした。颯希くんと翠くん、仲良しなんだね」
「あぁ。あいつは一年の中でも一番仲いいからなー」
「そうなんだ」
「でもたしかに妹、ヒナと全然似てないんだな」
翠くんの言葉に少しドキッとする。
似てない……やっぱり、そう思うよね。
もしかして、翠くんも美羽のほうが明るくて可愛いって思ったかな。
でも、美羽は本当に可愛いから、見たら誰でもそう思うはず。
「意外ですよ~。だってヒナちゃんが男の子と一緒にいるなんてけっこうレアだから」
「へぇー、そうなんだ。いいこと聞いた」
えっ。いいこと?
「お邪魔しちゃってごめんなさい。それじゃ、デート楽しんでくださいねっ!」
そう言って、美羽はこちらに向かってウインクすると、手を振ってくる。
わが妹ながら、なんて可愛いんだろうと思ってしまう。
そのまま美羽たちに手を振って別れを告げ、再び翠くんと歩き出した。
「いやー、ビックリした。颯希とヒナが知り合いだったなんて」
隣を歩く翠くんが話しかけてくる。
「私も、まさかあの二人に会うなんてビックリした。颯希くんと翠くん、仲良しなんだね」
「あぁ。あいつは一年の中でも一番仲いいからなー」
「そうなんだ」
「でもたしかに妹、ヒナと全然似てないんだな」
翠くんの言葉に少しドキッとする。
似てない……やっぱり、そう思うよね。
もしかして、翠くんも美羽のほうが明るくて可愛いって思ったかな。
でも、美羽は本当に可愛いから、見たら誰でもそう思うはず。