平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
終章 教育係りを終えて
事件の翌日、リズは幼獣達の世話係りへと戻った。
どうやら昨日落ちた穴は、かなり前に作られていた罠の一つであったらしい。生け捕り用だったらしく、奇跡的に少しの擦り傷と筋肉痛で済んだ。
そのおかげか、獣騎士団の特性薬草ジュースという、かなり個性的な激まず栄養ドリンクを飲んで、一晩ぐっすり寝たら体調も戻っていた。
暴れ獣だった新入り白獣のカルロは、無事にジェドの相棒獣になった。昨日付けで獣舎に部屋を与えられ、彼の相棒として共に仕事にあたっている――らしい。
「今朝、副団長様達に話を聞いただけだから、なんだかまだ実感がないわねぇ」
朝一番の幼獣達の世話がひと段落したところで、リズは、幼獣舎の中で思わず呟いた。
昨日はそのまま休みを頂いてしまったので、あの後カルロの姿は見ていなかった。教育係りも終了し、今日からは幼獣達の世話係りだけだ。
とはいえ、しっかり獣騎士達から話は聞いていた。
あのカルロは、なかなかジェドともいいコンビであるようだ。なんと他の密猟団に関しても、昨日いっぱいで全部片付けてしまったのだとか。
どうやら昨日落ちた穴は、かなり前に作られていた罠の一つであったらしい。生け捕り用だったらしく、奇跡的に少しの擦り傷と筋肉痛で済んだ。
そのおかげか、獣騎士団の特性薬草ジュースという、かなり個性的な激まず栄養ドリンクを飲んで、一晩ぐっすり寝たら体調も戻っていた。
暴れ獣だった新入り白獣のカルロは、無事にジェドの相棒獣になった。昨日付けで獣舎に部屋を与えられ、彼の相棒として共に仕事にあたっている――らしい。
「今朝、副団長様達に話を聞いただけだから、なんだかまだ実感がないわねぇ」
朝一番の幼獣達の世話がひと段落したところで、リズは、幼獣舎の中で思わず呟いた。
昨日はそのまま休みを頂いてしまったので、あの後カルロの姿は見ていなかった。教育係りも終了し、今日からは幼獣達の世話係りだけだ。
とはいえ、しっかり獣騎士達から話は聞いていた。
あのカルロは、なかなかジェドともいいコンビであるようだ。なんと他の密猟団に関しても、昨日いっぱいで全部片付けてしまったのだとか。