君とみたあの夏の流星群。
□□□
病院の受付を済ませてから、私とお母さんは待合室で待つこと、数分。
「七瀬さん、診察室の方へご案内いたします。お母さまもご一緒にお越しください」
検査の時にも担当してくれた看護師さんに、そう言われ、私とお母さんは診察室へ案内された。
診察室は、相変わらず、病院の独特の匂いが充満している。
「七瀬さんと、お母さま、お待ちしておりました。どうぞ、お座りになってください」
笹木先生に促され、私とお母さんは笹木先生と向かい合わせになるように、座った。
笹木先生は、スっと一息ついて、複雑な表情を浮かべてから、静かに口を開いた。
「単刀直入に申し上げますと……
七瀬さんは、"拡張型心筋症"を発症していると思われます。
この病気は、心臓の筋肉の収縮をする能力が低下し、左心室が拡張していく病気です」
───病気……
───拡張型…心筋症……?
病院の受付を済ませてから、私とお母さんは待合室で待つこと、数分。
「七瀬さん、診察室の方へご案内いたします。お母さまもご一緒にお越しください」
検査の時にも担当してくれた看護師さんに、そう言われ、私とお母さんは診察室へ案内された。
診察室は、相変わらず、病院の独特の匂いが充満している。
「七瀬さんと、お母さま、お待ちしておりました。どうぞ、お座りになってください」
笹木先生に促され、私とお母さんは笹木先生と向かい合わせになるように、座った。
笹木先生は、スっと一息ついて、複雑な表情を浮かべてから、静かに口を開いた。
「単刀直入に申し上げますと……
七瀬さんは、"拡張型心筋症"を発症していると思われます。
この病気は、心臓の筋肉の収縮をする能力が低下し、左心室が拡張していく病気です」
───病気……
───拡張型…心筋症……?