君とみたあの夏の流星群。
碧都は、ムスッとした顔をして、じっと私の顔を見つめる。
「………言いたくないなら、言わなくてもいいけど。
星祈は、そうやっていつも、1人で抱え込んで我慢する。だから、心配になる」
「ご、ごめん」
「ねぇ、星祈……俺って、そんなに頼りない?」
「えっ?そんなこと……」
「じゃぁ、1人で抱え込まないで、俺に頼るって約束して」
そう言った、碧都の真剣な目から目が逸らせなくて、
「……うん」
守れない約束なのに、私は、頷いていた。