君とみたあの夏の流星群。
□□□


『次は、水族館前ー、水族館前バス停になります。お降りの方はブザーでお知らせ願います』


車内アナウンスが流れ、私たちは水族館前バス停で降りる。


バスを降りてから、碧都は、腕時計をチラッと見てから


「んー、12時過ぎてるみたいだけど、先にお昼食べる?」


「うん」


私が頷けば、当たり前のようにまた、碧都に手を繋がれて「行こ?」そう言って、碧都は歩き出す。


繋がれた手にドキドキしながら、私は、碧都の隣を歩く。

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