君とみたあの夏の流星群。

それから、水族館の周辺にあるお店で、私と碧都はお昼を食べることにしたんだけど……


ちょうど、お昼どきということもあってなのか、どのお店も混雑している。


唯一、席が空いていたお店を見つけて入ったものの……
どんどんお客さんが増えてくる。


「混んできたから、星祈はここで座って待ってて。俺が買ってくるから、食べたいもの教えて?」


「えっ?いいよ、私、買ってくる」


私は、席から立ち上がる。


「……いいから、座って。それで、何が食べたいの?」


なんとも言えない碧都の目に逆らえなくて、私は、しぶしぶ席に座って、メニューに目を通した。


あっ、そうだ……


ここでも、塩分の高いものを避けなくちゃいけないんだよね……


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