君とみたあの夏の流星群。
すごい…
さっきまで、バラバラだったクラスの雰囲気が結城くんの一声で、まとまって、
クラスメイトから出される案を私は、黒板に書きとめていく。
結城くんのおかげで、話し合いはスムーズに進んでいき……
メイドカフェ、お化け屋敷、焼きそば屋の定番も含め、色々案は出ていたけれど、他と被らない出し物がしたいと言う意見もあってか、
SNS映えを狙った【おいりアイス】を
出し物で出して、当日の接客担当の人は、各自、コスプレをすると決まった。
タイミングよく1限目が終わるチャイムが鳴り響いた。
「ゆ、結城くん!」
1限目が終わって、席に戻ろうとする結城くんの背中に声をかける。