君とみたあの夏の流星群。
「…うん」と、頷けば、結城くんは今度は、やっぱりな。という顔を浮かべた。
「つーか、最初から返事なんて、分かってた。ちょっとした賭けつーか。希望?みたいなもんだったから」
「賭け?希望?」
「いや、気にすんな。コッチの話だから。まぁ、つーわけだから、返事言わなくていいから。当日は、皐月と楽しめよ?」
「うん、ありがとう。結城くん」
「ん。まぁ、とりあえず、今まで通り、文化祭実行委員としてよろしく。つーことで、この話は終わり…な?」
「う、うん」
その後すぐに、結城くんは、登校してきたクラスメイトたちに、あっという間に囲まれて、
私は、自分の席に戻って、SHRが始まるのを待った。