君とみたあの夏の流星群。

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【星祈side】


明後日に控えた文化祭の準備も忙しさを増して、家に着いたのは、18時を過ぎた頃。


「ただいまー」


私は、クタクタになりながら靴を脱ぐ。


「おかえり。晩ごはん、もう少ししたら出来るから、先にお風呂に入ってー」


リビングから顔を出したお母さんが、笑顔で迎えてくれる。


「はーい」


お風呂を済ませてから、出来上がったばかりの晩ごはんを目の前にして、手を合わせる。


「いただきます」


今日の晩ごはんは、肉じゃが。付け合わせには、ほうれん草の胡麻和えと豆腐のお味噌汁に白いご飯。


見た目は、特に変わらないけれど、どれも塩分を控えめにされた味付けになっていて、お母さんの優しさが伝わってくる。

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