君とみたあの夏の流星群。
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1日が経つのはあっという間で、放課後を迎えていた。


今日は、寝不足のせいか、ヒドイもので、ほとんど授業の内容が頭に入ってこなかった。


私は、帰りのSHRが終わるなり、バックに荷物を詰め込んでから、お母さんの待つ校門まで急ぎ足で向かった。



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受付を済ませてから、何度目かの検査を受けて、私とお母さんは、待合室で検査結果が出るのを待つ。


ふと、待合室の大きな窓を見れば、今だに降り注ぐ雨。


私には、止む気配のない雨が悪い予感を暗示しているような気がして、ザワザワと胸が落ち着かなくなる。

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