君とみたあの夏の流星群。
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着替え終わった私を見るなり、瑠奈ちゃんは、大きく拍手して褒め立ててくる。


「うわぁー!星祈、すごく似合ってる!!やっぱり、あたしの見立ては間違ってなかった!!」


「ちょっと、さすがに瑠奈ちゃんそれは、大げさだよ」


コスプレなんてしたことないし、すごく恥ずかしい……


瑠奈ちゃんに渡されたメイド服は、スカートの丈も膝上で短いし、エプロンはフリフリのレース仕様になってるし、こんな可愛いのを着こなせるわけないのに……


こんなの似合ってないに決まってる。


「もーう、自信持ちなってー!星祈のこの姿見たら、皐月くん絶対に喜ぶと思うよ?」


瑠奈ちゃんは、私の背中を軽くポンポンと叩く。


「いや、さすがの碧都でもこんな姿は……」


「ほーら!ゴチャゴチャ言わない!もう、12時になるし!ほら、行ってこいー!」


瑠奈ちゃんにグイグイと背中を押されて、私は、教室を追い出された。

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