君とみたあの夏の流星群。
★第2章

異変

■■■

【星祈side】

───1週間後


午後の授業は、もうすぐ行われる体育祭に向けての学年の合同練習を校庭でやっている。


その中でも、一際目立つ存在なのが……


ほぼ、全クラスの女の子たちの視線を総ナメしている碧都の姿。


『皐月くーん♡』

『こっち見てー!』


すごいな、碧都の人気っぷり。


「星祈?大丈夫?」


瑠奈ちゃんが突然……
心配そうな顔をして聞いてくる。


「えっ、どうして?」


「ほら、女子が皐月くんを見て、騒いでるから、星祈……辛くないのかなって」

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