君とみたあの夏の流星群。

そっか……

瑠奈ちゃんは優しいな。


「心配してくれて、ありがとう。
それに、碧都がかっこいいから、仕方ないの分かってるし、気にしてないから大丈夫だよ。」


「そっか、大丈夫ならいいんだけど……」


「うん、大丈夫だよ。
あっ、碧都の番始まる!!」


私は、沢山の女の子たちの隙間から碧都の姿を見る。


わぁ、すごい、速い!!


バトンを渡された碧都がグングンと前を走っている男子生徒を抜かしていく。


やっぱり、碧都はかっこいいな


私だけが、碧都のことをどんどん好きになってくばかり……



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