君とみたあの夏の流星群。

顔を上げれば、おばさんはとても苦しそうな表情を浮かべていた。


「……星祈には言わないで。って、言われてたんだけど、この調子だと碧都くん飽きらめてくれなさそうだし」


「す、すみません」


「ううん、いいのよ。責めてるわけじゃないから。
ここじゃなんだから、良かったら、家に上がって?」


「はい」


□□□


俺は、おばさんに案内されるがまま、星祈の家のリビングの椅子に座った。


コトっと俺の前に麦茶が置かれる。


「ありがとうございます」


それから、おばさんは、俺と向かい合わせになるように椅子に座った。

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