君とみたあの夏の流星群。
「そっか…」
お母さん、碧都に話したんだ。
いつかは話さないといけないって思ってたけど……
碧都には知られたくなかったな。
それに、こんな姿も見られたくなかった。
「……ふっ」
何でだろう…。
でも、碧都の顔を見たら、涙が止まらない。
「えっ、ほ、星祈?!」
「ご、ごめっ……どうしてかな。
こんな姿、碧都に見られたくないのに……っ、なんかホッとしたの」
碧都は、私の涙をそっと優しく手で拭ってくれる。
少し、触れられただけなのに……私の胸は、ドキンと跳ねる。
私……
全然、気持ち抑えられてないな。
好きが溢れてしまいそう。