君とみたあの夏の流星群。
□□□

体育祭の練習が終わって、私は、帰り支度をする為に、カバンに荷物を詰める。


あっ、しまった……


1限目の物理室にノートを忘れてしまったことに気付いて、私は、物理室に向かう。


物理室は反対側の校舎の1階にある。


私は、物理室に着いてから、自分が座っていた席の近くを探す。


「良かった!あった!!」


ノートを無事に見つけて、私は、カバンを取りに3階の教室に向かおうと、階段を上がっていくと……


「……はぁ、はぁ」


何故か、階段を上るだけで息が上がってきてしまう。


まただ……
さっき走った後と同じように、息切れを起こす。


でも……
少しすれば息切れも収まってきて、

体育祭の練習で相当、疲れたのかもしれない。


そう思って……
特に、私は、気にとめなかった。


< 30 / 349 >

この作品をシェア

pagetop